執事とボディーガードの誘惑
「『うわぁ~!!』」
ついにやって来ました!!聖グリム学園!!
おとぎ話に出てくるお城みたいな校舎!!
綺麗に手入れされたお庭!!
何もかもパーフェクト!!
「姫!!行くよー!!」
『うん♪』
そして私達は、この学園の門をくぐった
まず向かうのはクラス表!!
じゃなくて体育館
クラスは優秀クラスだからわかってる!!
そして…
やって来ました!!入学式!!
ここは定番で…学園長の話長いです…
ふと隣を見ると…
「くー……ミカン……」
はい。海姫ちゃん寝てますね
それに寝言とか言っちゃってるし…
するとその時
「それでは、今から呼ぶ人はステージに上がってください。」
「有栖川姫。早瀬琉。水瀬遥。白雪海姫。館川陸翔。沙原海知。以上6名。」
え…えぇえええ!?
私っ!!
それも海姫も呼ばれてる!!
私は急いで海姫を起こして、ステージに向かった
あれ?でも、早瀬琉。水瀬遥って…え…琉と遥?!
こちらです。と案内されて、ステージに上がった私達。
私は左から2番目に並んだ
1番左は海姫だけど…
反対の隣に遥がいて、その隣に琉がいました…
ちょっと後で考えましょう。はい。
そんなこと考えてたら、急に私にマイクが回ってきた
もう海姫以外自己紹介をしちゃったらしい…
何を言えばいいんですか?とか聞けないし…
よし!!気合いだ!!頑張れ姫!!
『こっ……こんにちは!!』
―――こんにちは~
よし!!ここまで順調!!
『ゆ…優秀クラスに入った有栖川姫です!!』
この続き!!
やっぱりここはあれだよ!!
『好きな食べ物はイチゴパフェです!!よ…よろしくお願いします!!』
―――――シーン…
――――――パラパラパラ…
ビミョーな拍手…
横目で遥を見ると、笑いをすっごくこらえてるし!!
「えーっと~」
海姫の自己紹介が始まった
「白雪海姫!!よろしくお願いしまーす!!」
「今年の抱負はー!!彼氏をつくることです!!よっろしくー!!」
ガビーン…抱負…
は…恥ずかしい…
私…
学校で過ごせる勇気がありません…