介抱係は気苦労が多い


まじでか…



どこから見られてたんだろう。



「これでやっと邪魔者がいなくなったな」


後ろを振り返ると、ニヤッと佐伯先輩が笑っていた。


その色気はハンパじゃない。




「せ、先輩、さっきの聞かれてたんですよ?!なんでそんなに普通なんですか?!」


「いいじゃん。もう過ぎたことだし」



どんどん近づいてくる。


本能でこれは危険だと察知する。



「捕まえた」




あぁ、この人に落ちた私が悪いんだ。



「恵美、ベッド空いたよ?」





「ひゃあ!」



ふわっと体が持ち上げられる。




「可愛い」








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