離さないから。




「聞いてはいけませんね///やめときますわ。成就することを願いますね!!」



「あ、ああ。」



乙葉はそう言い残し部屋からでていった。

まじかよ…………。
ちょっとぐらいやきもちしてくれても…………。




「くっくっくっ。あははは!!乙葉ちゃんまじかよー!!」



「笑ってんじゃねーよ………。俺はまじてへこんでんだけど。」




「けどさー、あの天然っぷりはやばいだろー。くっくっくっ。」



笑いすぎだろ…………。
けどさすがにあれはヤバいだろうな。



「乙葉さんには婚約者がいますが、知ってる?」


蓮護の一言で目の前は真っ暗になった。



乙葉に婚約者?
そんなこと聞いてないぞ?


「政略結婚らしいです。乙葉さんは体が弱いから早く子供を生むために早くに婚約をしたらしい。」



無理矢理ってことか?乙葉はそれで良かったのかよ……………。おかしいだろ。


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