Innocent Smile~ずっと一緒に~
「そう思うなら、大人しくしててよね!」
「はいはい。けどさぁ、ちょっと冷たすぎない?」
「え?」
「俺が今朝、玄関ロビーにいたのも気づかなかっただろ?」
「そう……いたんだ。ごめん。」
「宇田さんと話すのに夢中で、俺のことなんて目に入らなかったのかよ?」
いつもと違って…声色が低くて怖い。
笑顔もいつの間にか消えて、逆に眉間にシワが寄っている。
何?? 急に不機嫌になっちゃって…
「…何、言ってるのよ……」
「見たよ。二人が一緒にエレベーターに乗るとこ。」
そんなの見てたんだ……
別になんでもないのに。
「別に、たまたま下で一緒になっただけだよ。
それで、一緒にエレベーター乗っただけで…」
「それにしては、随分と楽しそうだったけど?」