Innocent Smile~ずっと一緒に~
10.タイミングですか?
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つかの間のお盆休み。
恭哉も自分の実家へ顔を出すと言うので、私もとりあえず久し振りに実家に戻った。
「お正月にも帰ってこないアンタが帰ってくるなんて、まぁ珍しい!
今日は雪でも降るんじゃないかしら?」
せっかく気を使って帰ってきたのに、いきなりお母さんの嫌味で歓迎された。
確かに、今年のお正月は帰ってなかったけど。
「いいんじゃないの?
雪でも降れば、この残暑だって少しはマシになるわよ。」
そんなセリフと苦笑いをお返しして、私はリビングに向かう。
8月に雪なんて降ってたまるもんですか!
気象庁だってビックリ。
異常気象にもほどがあるってモンよ。
「おお、佐那子、元気そうだな。」
「ただいま、お父さん。」
ソファーに座って、テレビを見ながらゴロゴロしていたお父さんが、私に薄っすら笑顔を見せる。
つかの間のお盆休み。
恭哉も自分の実家へ顔を出すと言うので、私もとりあえず久し振りに実家に戻った。
「お正月にも帰ってこないアンタが帰ってくるなんて、まぁ珍しい!
今日は雪でも降るんじゃないかしら?」
せっかく気を使って帰ってきたのに、いきなりお母さんの嫌味で歓迎された。
確かに、今年のお正月は帰ってなかったけど。
「いいんじゃないの?
雪でも降れば、この残暑だって少しはマシになるわよ。」
そんなセリフと苦笑いをお返しして、私はリビングに向かう。
8月に雪なんて降ってたまるもんですか!
気象庁だってビックリ。
異常気象にもほどがあるってモンよ。
「おお、佐那子、元気そうだな。」
「ただいま、お父さん。」
ソファーに座って、テレビを見ながらゴロゴロしていたお父さんが、私に薄っすら笑顔を見せる。