Innocent Smile~ずっと一緒に~
11.決断ですか?
*****
「お疲れ~。」
たてこんでいた仕事が一息ついて、
休憩コーナーのベンチでコーヒーを飲んでたら、後ろからガバっといきなり抱きしめられた。
もちろん、こんなことをするのは一人しかいない。
慌てて周りを見渡したら、誰も他の社員はいなくてホッとしたけど。
「ここ、どこだと思ってんの?!」
「あ、まだ会社だったぁ。」
振りほどいて恭哉の顔を見ると、機嫌が良さそうにニコニコ笑ってる。
そんな顔されたら、怒る気も失せてしまうでしょーが。
「ねぇ、佐那子。今日、仕事終わるの早い?」
私の隣にめちゃくちゃ至近距離で座る恭哉は、甘ーい声で私に囁いてくる。
「たぶん、今日は残業だと思うけど……なんで?」
「え~! 遅いの?
今日は佐那子の部屋に行こうと思ってたのになぁ…。」
最近、仕事が早めに終わった日の夜は、必ずと言っていいほど私の部屋を訪れる恭哉。
もちろん、泊まる気マンマンで。
「お疲れ~。」
たてこんでいた仕事が一息ついて、
休憩コーナーのベンチでコーヒーを飲んでたら、後ろからガバっといきなり抱きしめられた。
もちろん、こんなことをするのは一人しかいない。
慌てて周りを見渡したら、誰も他の社員はいなくてホッとしたけど。
「ここ、どこだと思ってんの?!」
「あ、まだ会社だったぁ。」
振りほどいて恭哉の顔を見ると、機嫌が良さそうにニコニコ笑ってる。
そんな顔されたら、怒る気も失せてしまうでしょーが。
「ねぇ、佐那子。今日、仕事終わるの早い?」
私の隣にめちゃくちゃ至近距離で座る恭哉は、甘ーい声で私に囁いてくる。
「たぶん、今日は残業だと思うけど……なんで?」
「え~! 遅いの?
今日は佐那子の部屋に行こうと思ってたのになぁ…。」
最近、仕事が早めに終わった日の夜は、必ずと言っていいほど私の部屋を訪れる恭哉。
もちろん、泊まる気マンマンで。