タカラモノ~桜色の片道切符~
Ⅲ
ラストラン
「……悪い」
「いえ。散々迷惑をおかけしましたから。これ以上は。美桜も大分、回復してきましたし」
あれから数日。日中はリビングで起きていられるようになったし、それなりに食べてくれるようになった
「できるだけ早く終わるようにするから」
「気にしないでください。オーナー。準備したらすぐに行きます」
事件からずっと休みをくれていた。十分すぎるくらいだ
「美桜。ごめん。オーナーに呼ばれて。キッチンにスープ作っておいたから、食べて」
『うん。行ってらっしゃい』
唇に軽くキスをすると、準備をしてマンションを出た。
「いえ。散々迷惑をおかけしましたから。これ以上は。美桜も大分、回復してきましたし」
あれから数日。日中はリビングで起きていられるようになったし、それなりに食べてくれるようになった
「できるだけ早く終わるようにするから」
「気にしないでください。オーナー。準備したらすぐに行きます」
事件からずっと休みをくれていた。十分すぎるくらいだ
「美桜。ごめん。オーナーに呼ばれて。キッチンにスープ作っておいたから、食べて」
『うん。行ってらっしゃい』
唇に軽くキスをすると、準備をしてマンションを出た。