タカラモノ~桜色の片道切符~
「美桜さん?お店に来たときと大分雰囲気が違ったのでわからなかったです」
「普段は大学に通っているので。理桜……くんは今からお店ですか?」
「今日は休みです。忙しくないですか?学生と両立って」
「そんなことないです。お礼何がいいですか?」
被っていた帽子を指しながら言った
「それくらい気にしないでください。……でも良かったら一緒にお茶しませんか?」
「はい」
少し裏通りに入った紅茶専門店。佐々木さんに教えてもらったお店だ。
ホストの仕事を考えるとあんまり女性といるところを見られない方が良いだろうと思い、不定期営業で知られていないこのお店に誘った
「よく知ってましたね。こんなとこ」
「佐々木さん、この間一緒だった編集者さんに教えてもらったんです。高校の先輩のお父さんが経営するお店で、よく打ち合わせでも使わせてもらっています」
メニューを開きながら答える。
「なるほど。何にします?」
「アイスキウイティー」
「じゃ、決まりですね」
ギャルソンを呼び注文をする
「アイスキウイティーとラスベリーティーソーダ」
「かしこまりました」
店内は二人のほかに客はおらず、ギャルソンが下がると理桜が口を開いた
「普段は大学に通っているので。理桜……くんは今からお店ですか?」
「今日は休みです。忙しくないですか?学生と両立って」
「そんなことないです。お礼何がいいですか?」
被っていた帽子を指しながら言った
「それくらい気にしないでください。……でも良かったら一緒にお茶しませんか?」
「はい」
少し裏通りに入った紅茶専門店。佐々木さんに教えてもらったお店だ。
ホストの仕事を考えるとあんまり女性といるところを見られない方が良いだろうと思い、不定期営業で知られていないこのお店に誘った
「よく知ってましたね。こんなとこ」
「佐々木さん、この間一緒だった編集者さんに教えてもらったんです。高校の先輩のお父さんが経営するお店で、よく打ち合わせでも使わせてもらっています」
メニューを開きながら答える。
「なるほど。何にします?」
「アイスキウイティー」
「じゃ、決まりですね」
ギャルソンを呼び注文をする
「アイスキウイティーとラスベリーティーソーダ」
「かしこまりました」
店内は二人のほかに客はおらず、ギャルソンが下がると理桜が口を開いた