タカラモノ~桜色の片道切符~
美桜と桜井航
柔らかいシーツ。洗い立ての香り。
どこ?部屋のベッドではない。
どうしたんだっけ?
「気分どうですか?」
ベッドの端に座り、頬に触れながら問いかける理桜くんの顔。
お店で見た冷たい視線じゃなくて、もっと柔らかい穏やかな瞳
「……ここ?」
「俺のマンション。どこまで覚えてる?」
「オーナーさんが来たところ……」
そのあとの記憶はない。
慌てて起き上がると視界はぐにゃりと曲り体は理桜くんの元へと倒れこんだ。
どこ?部屋のベッドではない。
どうしたんだっけ?
「気分どうですか?」
ベッドの端に座り、頬に触れながら問いかける理桜くんの顔。
お店で見た冷たい視線じゃなくて、もっと柔らかい穏やかな瞳
「……ここ?」
「俺のマンション。どこまで覚えてる?」
「オーナーさんが来たところ……」
そのあとの記憶はない。
慌てて起き上がると視界はぐにゃりと曲り体は理桜くんの元へと倒れこんだ。