タカラモノ~桜色の片道切符~
グラスに移さずにそのままペットボトルに口をつけた
冷たい感覚が心地よい。
ふと、ダイニングテーブルに目をやると、伏せられた写真たてが瞳に入ってきた。
普段なら絶対にそんなことはしないのに、思考とは別の何かが働いて写真たてをあけた
入っていた写真は家族写真
薄っすらと記憶の片隅に残る、彼。航大とその家族の写真だった。
どういうこと……?
慌てて写真たてを伏せた。上手く働かない思考が嫌になる。
「理央くん…」
リビングのソファーに体重を預けると、美桜の記憶は途切れた
冷たい感覚が心地よい。
ふと、ダイニングテーブルに目をやると、伏せられた写真たてが瞳に入ってきた。
普段なら絶対にそんなことはしないのに、思考とは別の何かが働いて写真たてをあけた
入っていた写真は家族写真
薄っすらと記憶の片隅に残る、彼。航大とその家族の写真だった。
どういうこと……?
慌てて写真たてを伏せた。上手く働かない思考が嫌になる。
「理央くん…」
リビングのソファーに体重を預けると、美桜の記憶は途切れた