タカラモノ~桜色の片道切符~
「休めるときはちゃんと休むこと。良いな?」
「わかってる」
1週間、理央くんのマンションにお世話になり、ベストとまでは言えないものの回復した私を理央くんはマンションまで送ってくれた。
「ありがとう。本当に」
心が少しだけ軽くなった
「じゃあ」
軽くキスを交わし、自宅へと戻る彼の背中を見送ると、久しぶりのリビングへと足を踏み入れた
いつもの定位置にくまのぬいぐるみが座っている
「航大」
体調は悪かったが、マンションで見た写真たては見間違えではない。
「聞けなかったな」
まだ知らないことの方が多い。これから沢山のことを知っていく
「また話を聞いてね」
座るくまに話しかけた
「わかってる」
1週間、理央くんのマンションにお世話になり、ベストとまでは言えないものの回復した私を理央くんはマンションまで送ってくれた。
「ありがとう。本当に」
心が少しだけ軽くなった
「じゃあ」
軽くキスを交わし、自宅へと戻る彼の背中を見送ると、久しぶりのリビングへと足を踏み入れた
いつもの定位置にくまのぬいぐるみが座っている
「航大」
体調は悪かったが、マンションで見た写真たては見間違えではない。
「聞けなかったな」
まだ知らないことの方が多い。これから沢山のことを知っていく
「また話を聞いてね」
座るくまに話しかけた