秘密のプリンセス
 頭組?
 私は聞きなれない言葉に首をかしげる。
 豹谷と白銀に次ぐ組だと一臣が教えてくれだ。
「でも、そんな強い、組にこんな少数で勝てるの?」
思わず口をついてしまった。
「優日・・・・・・竹刀、持っているか?」
そう言えば、竹刀を持ってきたんだった。
「うん。」
「なら、大丈夫だ。」
奈々都の言っている意味がよくわからなかった。
 私達があるいていると、目の前で歩いていた、おばあさんが倒れた。
 私は駆け寄ると、急いで、救急車を呼ぶ。
 銀さんには、先に行ってと伝えて。
 救急車が来たのを見ると、私は、急いで、皆の後を追った。
 うっすらとにおう、葵や奈々都たちの匂いをたどる。
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