秘密のプリンセス
 優日side
 次の朝、私は理事長室に向かった。
 コンコン・・・・・・
「どうぞ。」
 中から声が聞こえたので中に入る。
「あ、優日ちゃん。」
「理事長。」
「どうしました。」
「あ、あの・・・・・。」
言い出せない。
「ん?」
「ご、ご、ご、ごめんなさい!!!」
理事長は意味がわからないという顔をしている。
「私、奈々都達に、女だって、バレてしまいました。」
あぁ、言ってしまった。
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