秘密のプリンセス
それから
 それから、と言うと、私はいつも通り、ここで授業を受け、奈々都となぜか同じ部屋で過ごしていた。
 変わったことは、みんな、なぜか、前よりずっと一緒にいる時間が長くなかったことくらい。
 銀さん曰く
「狼に襲われたら大変だろ。」
 ということらしい。
 この辺って狼が出るの!?って驚いていたら、銀さんは笑っていた。
 その顔はほんとにかっこよくて。
 私もいつか、ああいう彼氏が欲しいなぁ、なんて思いながら見つめていた。
 そんなこんなで、日々を楽しく過ごしていた。
 でも、ある日、事件が起きた。
 それも超BIGな。
< 122 / 173 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop