秘密のプリンセス
 「奈々都、変なものでも食べた?」
 そう言いながらも、変なものを食べたのは私かもしれない。
 顔がすごく熱くなって、もう、頭がパンクしちゃいそう。
「食べてねぇよ!…じゃあ、そういうことだから。おやすみ。」
 奈々都はそそくさとベッドへ入ってしまった。
 で、で、で、デート!?
 な、な、奈々都と!?
 どうしよう!!!
             ~回想終了~

 駅前の、カフェで、十時に集合ということになっているのだけれど。
 時間があまりない。
「どうしよう!?」
 きっと、もう待っていたりするよね。
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