秘密のプリンセス
 優日side
 「う~ん。」
「優日ぃ、どうしたのぉ?そんなに唸って。」
 薫がかわいい顔で聞いてくる。
「…うん。奈々都のさぁ、ようすがおかしかったんだよね。薫は……どう思う!?」
「まさかの・・・」
 薫はそこで口をつぐんだ。
「なに、なに?」
「い、いやぁ。」
 薫は、何か知っているようだ。
 ここは、問い詰めるのみ!

 五分後

 ちょっと、お話しできない戦いをしていたので、私がどうやって吐かせたかかは秘密です☆

「いや、これは僕の想像だけど。」
「うん。」
「…お、女の子と会う約束でもしてたんじゃ、ないかなぁ」

 ん?それって、つまり

「つまり、浮気?」

< 168 / 173 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop