秘密のプリンセス
 「なんだよ、奈々都お前まで優等生面するなよ。優等生なんか一臣だけで充分だし。」

「・・・・・いきなり俺の名を呼ぶなよ、集中力が切れるだろ。」

 ハハハハハ・・・・

 ドンマイ小竹君。

 それにしても男子の世界って怖いなぁ。

「―はい、次の文章、音田、言ってみて。」

 え、先生いきなり!

 まぁいいや。
「先生、四角の四でいいんですよね。」

「あぁ、そうだ。」

「えっと…英語に直す問題だから this is not a watch. It is a clock. となります。」

「よし、いいだろう。」

 ふぅ、終わった。

 ♪キーン・コーン・カーン・コーン

 やったぁー、今日の授業カリキュラム終わりだぁ♪
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