秘密のプリンセス
 はぁ、怖かった。

 ガチャッ……

「ふぅ、ただいまぁ。」

 なんか心も体も疲れちゃった。早くお風呂に入ろう。

「優日・・・・遅い。」

 なんかここでも嫌な予感がするのはなぜ?

「お前、今まで何していたんだよ。」

「いやぁ、ちょっとケンカ売られちゃって。」

 まぁ、ボコボコにしちゃいましたけど。

「まぁ、売られた喧嘩はちゃんと買えよ。」

「・・・・」

 思わず黙ってしまった。

 だって、私、男じゃないからわからない。

「まぁ、男は大切なものを守るために戦わなければいけない時もあるからな。」

 大切なものねぇ。そんなものないかな…

 まぁ、お風呂入ろう。
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