秘密のプリンセス
 はぁ、お風呂、気持ちよかった。

「おい、優日、お前宛に荷物。」

「俺に?」

 渡されたのは段ボールだった。なんだろ?

 見ると母さんからだった。

「それ、アメリカからだろ。お前、アメリカにも友達がいるのか。」

「ハハハ…」

 母さん…

 とてつもなく嫌な予感がする。

 私は段ボール箱を開けた。

「なにこれ?」

 見ると、豹柄のシャツや柄の悪いシャツばかりだった。もう、母さんどうして男ものばかりなのぉー。
 
 あれ、まだある。
< 31 / 173 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop