秘密のプリンセス
 バサッ‼

「こ、ココは…」

 私、体育館でたれちゃって、それで…

 なんか、熱っぽいし、あたまもボーっとしているよ。

 私はあたりを見回した。ここって、寮の部屋?

 今何時なんだろうか・・・・ましてや、いつなんだろうか…

「う・・・・」

「あ、起きたか…」

「奈々都、今日は?」

「今日は球技大会当日。」

「え・・・・」

 私、そんなに寝込んでいたの…

「そんなことより、熱はかるぞ・・・」

「うん。」

・・・・・・

「三十九度。」
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