秘密のプリンセス
 ジイッ

 銀さんの綺麗な顔が近い…

「お前・・・・・俺の知っている奴に似ている。」

 再びピンチ到来。

「・・・・・・同一人物?」

 ノォォォォー。

「バカなこと言うなよ。俺たちが知ってる優日は男だろ。」

 そうですよ。違うにきまって・・・・・

「でも背丈とか顔つきとかそっくりだな。ここまで似ていると怖くないか。」

 怖いも何も同一人物なんです。

「ちょっと、いいですか。」

 グイッ

 奈津はそう言って少し遠い所に私を連れていった。

「ねぇ、優日、前に電話で言っていた人たちって、あの人たちのこと?」

「そうだよ。」
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