秘密のプリンセス
「…あ。」

 そういえばそんなの見せたっけ…

 覚えていたんだ。

「…それで?可愛いお姫様が、こんなオオカミがいっぱいいる男子校に潜り込んでいるんだ?」

「…そ、それは…」

 母さんのことは話したくないけど。

 この際は仕方がないよね…

  ~十分後~

「・・・・ということでして。」

「ふぅーん、お前は被害者ってことか。」

 まぁ、そういうことですね・・・

「にしても、親父むかつくな…」

「へ?」

 なんか寒気が。

「俺に言ってくれればいいじゃねぇか。今度会ったときは…」

 ボキッ!

 怖い…
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