秘密のプリンセス
~薫side~

「どういうことだよ。」

 一臣が優日に訪ねた。 

「第二志望だった中学校で一番点数良かったの、文系は満点で理系は一つ落としただけでそれ以外あっていたんだよ。」

 ふぅん、すごい…

 それにしてもなんか、奈々都と優日の間に流れている空気が前と違う。

「あっそ、じゃぁ、今度のテストで俺を抜かしてみろよ。もし抜かせなかったら罰ゲームな。」
< 72 / 173 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop