秘密のプリンセス
 休日

「はぁ、体育館空いているのかな。」

 結局私は適当に理由をつけて、いかなくて済んだ。だって、休日位、自由になりたいもん。

 私は事務室に行って体育館の鍵を借りてジャージに着替えた。

 ヨシッ、頑張って空手、柔道、剣道のトレーニングしよう。

 ビュッ!

 あぁ、この竹刀で風を切る音好きだな。

「面、とうっ。」

 ビュッ!

「そりゃっ。」

 ビュッ!

 よし次は空手のかた。
 
「はっ!」

 ドン…

 次は回し蹴り。・・・・・って、相手がいないから全然手ごたえを感じない…

 あぁ、つまらないな。

 すると、上から声がした。

「おい、手が止まってるぞ…さっさと練習しろよ。」
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