わたしの旦那さんは...!?
「お義母さん、愁を産んでくれて
ありがとうございます。」

「柚真ちゃん...」

お義母さんは涙を流していた。
私はすごく感動した。こんな奇跡って
あるのかなって本気で思っちゃった。

「柚真...」

愁も目が潤っていた。
私もつられて泣いてしまった。

私、本当に幸せ者だな。
こんなに私のこと思ってくれる人に
恵まれてるんだもん。感謝しなきゃ
バチがあたるよ。

「柚真ったら...」

お母さんとお父さんまで泣いちゃってる。

しんみりしていると突然愁が

「お義父さん、お義母さん、柚真を
産んでくれて、俺たちを引き合わせて
くれて本当にありがとうございます。
お袋、親父、ありがとう。」

愁...。

「もう、愁までどうしちゃったのよ。
愁がこんなこと言ってくれるなんて...
お母さん...お母さん...」

お義母さん相当嬉しかったんだな。

愁の感謝を忘れないところ、
初めての発見だな。私は愁の言動に
毎日キュンてなったりドキッて
なるんだよ。どんどん愁を好きに
なっていくんだよ。

「もう遅いからそろそろ帰りましょうか。」

お義母さんは言うとみんな頷いて、
帰ることにしました。

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