必死に何度も
時が経っていくたびに
忘れそうになってしまう。



クラスのみんなも
彼のことなんて気にしてなかった。



むしろ
「あ、いたの?」
っていうくらいに。



でも、私はそんな彼のことを
忘れられなかったんだ。




44番。44人。
彼がいてようやく成り立つクラス。



はやく、彼がこないかなぁ…
と思っていた。
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