恋のおわり。
電車に揺られ窓の外を見る。


初めて岡島君と食事に行った日の事を思い出した。


待ち合わせした場所が見つけられず15分遅れて来た岡島君。
携帯で案内しながら岡島君の姿が見えた時、岡島君が大きく手を振りながら汗をかきながら走って来た。


慌てながらそれでいて一生懸命な感じで好感が持てた。


すみません。すみません。って
私に何度も謝ってた。


レストランでいろんな話をした。


岡島君も大学の時から一人暮らしをしている事。
男の三人兄弟で末っ子。家族の話や趣味の事。


同じだけ私の話も聞いてくれた。


飾る事なくありのままの自分を出せて二人でいて居心地が良かった。











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