恋のおわり。
その後も美味しいお酒を飲んでいた。


さやかの携帯がなり画面を見る。


「着いたみたいです。入り口まで行ってきますね」


そう言って立ち上がり出て行った。


「近くにいるから直人君が迎えに来るって、さっきの電話で。
直人君も優しいね」


佳菜子さんが私に説明してくれた。


「ホント、夫婦喧嘩はなんとやらですね」


二人して笑っていた。


こっちだよ。
外からさやかの声がしてお座敷の襖が開いた。


「こんばんは。
佳菜子さん、奈緒ちゃん、久しぶりです」


「こんばんは。お邪魔します」


直人さんと後ろから岡島君が入って来た。














< 22 / 93 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop