恋のおわり。
「いらっしゃるってなんか、くすぐったい。奈緒ちゃんは私の妹みたいなものだから。いろいろチョッカイ言っていつも怒られてるのよ~」


「いつも、怒ってないですから」


「ほらね、こんな風に。岡島君も気を付けてね。奈緒ちゃんたまにバッサリいくから」


佳菜子さんが言ったことに笑いながら私を見た。


追加のビールがきて改めてみんなで乾杯をする。


「直人君、喧嘩してたんだって。お弁当が恥ずかしいって」


「なっ、聞いたんですか?」


頭に手をやり、さやかを見た直人さん。


「あっさり仲直りしちゃうんだから。つまらないよ」


「直人がごめんって言ってくれたからもういいの。明日からは普通のお弁当を作るからね」


「いろいろ恥ずかしいな」


照れくさい感じで苦笑いしてる直人さんに
はい。と
おつまみを皿にのせて渡してたさやかが可愛かった。









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