恋のおわり。
「ごめん、奈緒。遅れて」
後ろから肩を抱かれ岡島君が隣に立っていた。
「行こうか?」
男性を無視して私を自分に近づける。
肩に回した手が力強くて勝手に足が動く。
なんだよっ。
後ろから男性の声が小さく聞こえた。
「…陵太朗君…」
「…」
「陵太朗君?」
「……奈緒さん、無防備過ぎ」
責める感じで言う岡島君。
私が悪いの?
だって私、ちゃんと断ったよ。
力がこもった手が肩から離れ近くにいた岡島君が私から離れた。
「…ごめん。奈緒さん悪くないのに」
私を見て欲しいのに目を合わせてくれない。
…もしかして…ヤキモチ妬いてるの?
そう思っていいかな?
岡島君は嫌な思いしたのに嬉しい気持ちになる私。ごめんねって思いつつも嬉しい。
ニヤケる私を岡島君が気付いた。
「何、笑ってるの?」
「笑ってないよ」
「笑ってるじゃん」
目を合わせてくれた岡島君が嬉しくてさらに笑う。私から岡島君の手を取り
「お昼、食べ行こうか?」
笑う私に岡島君も笑ってくれて繋いだ手を一旦離し、指と指を交差させた。
「何食べる?」
「何、しよっか?ラーメンとか」
「いいね。ラーメンにしよっ」
ちょっとした出来事。
だけどこんな事が思い出になっていくんだろうな。
あのチャラ男君に感謝だな。
後ろから肩を抱かれ岡島君が隣に立っていた。
「行こうか?」
男性を無視して私を自分に近づける。
肩に回した手が力強くて勝手に足が動く。
なんだよっ。
後ろから男性の声が小さく聞こえた。
「…陵太朗君…」
「…」
「陵太朗君?」
「……奈緒さん、無防備過ぎ」
責める感じで言う岡島君。
私が悪いの?
だって私、ちゃんと断ったよ。
力がこもった手が肩から離れ近くにいた岡島君が私から離れた。
「…ごめん。奈緒さん悪くないのに」
私を見て欲しいのに目を合わせてくれない。
…もしかして…ヤキモチ妬いてるの?
そう思っていいかな?
岡島君は嫌な思いしたのに嬉しい気持ちになる私。ごめんねって思いつつも嬉しい。
ニヤケる私を岡島君が気付いた。
「何、笑ってるの?」
「笑ってないよ」
「笑ってるじゃん」
目を合わせてくれた岡島君が嬉しくてさらに笑う。私から岡島君の手を取り
「お昼、食べ行こうか?」
笑う私に岡島君も笑ってくれて繋いだ手を一旦離し、指と指を交差させた。
「何食べる?」
「何、しよっか?ラーメンとか」
「いいね。ラーメンにしよっ」
ちょっとした出来事。
だけどこんな事が思い出になっていくんだろうな。
あのチャラ男君に感謝だな。