恋のおわり。
「奈緒ちゃん。…奈緒」


甘い囁きを言いながら私の隣に来た。


怒ったふりをした私の顔を見て笑い出した。
そんなに笑わなくてもいいじゃない。


「怒ってる奈緒さんって可愛い」


私の頬を指で触れて笑ってる。


隣に来た岡島君を見つめる。
甘い誘惑。


甘い口づけを岡島君がした。


「奈緒さん、甘い。ケーキの味がした」


甘い誘惑。
ずっと岡島君を見つめる。


岡島君の首に腕を回し見つめる。
私からの甘い口づけ。
岡島君が私の腰に腕を回す。


岡島君が床に倒れ下から私を見つめる。
何も言わない唇を私が奪った。




甘い誘惑。


恋の誘惑。


たまには私から近づいてもいいよね。










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