恋のおわり。
「奈緒」


居酒屋でさやかと待ち合わせをしていた。


前に言っていた長谷川さんと飲む為に。
すでに二人はビールを飲み始めていた。


「お疲れ様です。遅れてごめんね。
すみません」


さやかと長谷川さんに謝る。


「いいよ。仕事忙しかったんでしょ。
ビールでいいね?注文するよ」


「こんばんは。お仕事、お疲れ様です」


長谷川さんが律儀に挨拶をしてくれた。


「長谷川さん、お久しぶりです。
この前はありがとうございました」


「岡島さんに喜んで頂けましたか?」


「はい」


「それは良かった。私もお役に立てて」


ビールが運ばれてきて乾杯をする。


「岡島君も今日、飲み会でしょ?」


「みたいだね」


会社の飲み会があると聞いていた。


「博士と飲みに行くって言ったの?」


「うん。さやかの幼なじみだよって言ったら驚いてた。楽しんできてって」


「理解あるじゃない。岡島君」


食べなよ。と
さやかが私と長谷川さんに焼き鳥をすすめた。









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