恋のおわり。
返事した私を見る事もなく岡島君に顔を向けている。


「私、赤松と申します。
岡島さんとお話したくて勇気出してお声掛けさせて頂きました」


ピンクのワンピースに髪をアップしてる可愛らしい女性に話しかけれ岡島君も顔を緩めてた。


一人の女性が話しかけたのをきっかけに二人の女性が岡島君の周りに集まって来た。


私はいつの間にか輪の外に追いやられ料理を堪能していた。


飲み物を取りに行こうとキョロキョロしていたら黒スーツが近づき私に話しかけてきた。


「鈴木様。食事はほどほどにして周りに目を向けたらいかがですか？」


小さい声でさやかが話しかける。


「待ってたって幸せは来ないのよっ。
ほらっ、あそこに一人でいる人に話しかけて」


早口で私に耳打ちして笑顔で行ってしまった。


話しかけてって言われてもな～。


よしっ。
行ってみるかな。


片手にシャンパンを持ち男性の所まで歩いて行く。
















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