恋のおわり。
『この前は心配して駆けつけてくれてありがとね。
陵太朗君が待っててほしい。って言ってくれた。
だから私、陵太朗君を待ってる。
ご心配かけました。さやかと佳菜子さんには感謝してます。』


心配してくれていたさやかにメールした。


『奈緒、良かったね。寂しい時は私が抱き締めてあげるから心配いらないからね。
博士をもう一度、奈緒にって思ってた私の計画は狂っちゃったか~。(>_<)
冗談♪冗談♪』





「おはようございます」


私のいつもの一日が始まった。


「おはよう。奈緒ちゃん、その顔からして岡島君といい話が出来たんだ」


「はい。佳菜子さんには感謝してます。背中押してもらって」


「奈緒ちゃんが元気になったら私も元気出さなきゃね」


軽く頬を両手で叩いた。


「佳菜子さん、元気なかったんですか?」


「更年期って言ったじゃな~い」


「あれ、本当だったんですか?
佳菜子さん、ファイトです」


佳菜子さんにガッツポーズをして見せる。


「よしっ、今日もお仕事頑張りますか?」


「はいっ」


「詳しい話はお昼に聞くからね」


楽しみ~。と言ってデスクに行った。
絶対、私で楽しんでるっ。


でも楽しいからいいかな。


よしっ。と小さく掛け声をしてパソコンの電源を入れた。









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