シスコン総長VS溺愛総長!? 2R
おかえりと言ってもらえる喜びと、ただいまと言える喜び。
それをくれるのはった一人の家族。
この家族を失いたくないと思った。
それから、どうしてここで寝てたのかを訪ねたが何かを考え込む姿を見て大体の想像は出来た。
なんとか取り繕うとするマナに合わせる。
そして、シャワーを浴びると言い出したのでそういえばさっき風呂を沸かしたことを思い出してそっちに入るように促した。
という、今までの流れを思い出してまた深く息を付いた。
よく考えたらハルはもう学校にも行かないだろうからマナがまた危なくなるな‥‥
めんどくせぇがイズミを入れるか?
いや、今からはもう無理だろうな
気に食わねぇが白鬼に頼むか‥‥そっちのほうがマナももっと自由に‥‥
そう思ったら少しだけ寂しさがこみ上げてきた。
俺のせいで今までマナは窮屈な日々を過ごしてきただろう。
それなのに、笑顔でいてくれた。
何も言わずに‥‥
「ナオ?」
いきなり視界にドアップのマナの顔が入ってくる。