シスコン総長VS溺愛総長!? 2R
「どうしたの、暗い顔して」
髪から滴る雫が俺の頬に流れ落ちる。
「いや、何でもない。ご飯何食べる?」
「スクランブルエッグ!」
今は、この時間だけでも俺のエゴの中にいて?
俺の目の届かない所へ行かせるのはまだ怖い。
けど、あいつらなら託せそうな気がするから。
ま、今はまだ俺的に厳しいかな‥‥
「マーナ!」
「ちょ、引っ付くな!」
まだまだこの腕のぬくもりを手放したくない。
いつかはちゃんと離してやるから、もう少しだけ‥‥
「マナ、今日はどこか出かけようか」
「ほんと!?行く!」
俺と手をつないでて?