シスコン総長VS溺愛総長!? 2R
いつもどおりの日常、変わる風景
ナオと仲直りができた翌日、あたしの気持ちとは真逆の軽い制服を身にまとって玄関を出た。
つい最近までは、少し緑が見えるくらいだった歩道は鬱蒼(うっそう)と緑が増えあたしの隣にいた人はいなくなって風だけが通り過ぎていく。
こんなにも学校が憂うつになる日がもう来るとは‥‥
しかも、原因が原因だし‥‥
ハルのいなくなった学校生活、あたしはどうやって過ごそう
この高校では喧嘩なんてしょっちゅうだし先生が止めるなんてことはない。
門を通り下駄箱へ行くとすぐに、知らない人たちに絡まれた。
制服だけはここのだけど、全く知らない顔が3つ。
「あの‥‥?」
「なぁ、今日ツレのやつはどうしたんだよ」
ツレ‥‥ハルのことかな
迂闊にあったことをべらべらしゃべるほどあたしも馬鹿じゃない
「彼、今日休みで」
「ふーん。なぁ、あいつって『白龍』のメンバーだったよな?」
「‥‥」
つい最近までは、少し緑が見えるくらいだった歩道は鬱蒼(うっそう)と緑が増えあたしの隣にいた人はいなくなって風だけが通り過ぎていく。
こんなにも学校が憂うつになる日がもう来るとは‥‥
しかも、原因が原因だし‥‥
ハルのいなくなった学校生活、あたしはどうやって過ごそう
この高校では喧嘩なんてしょっちゅうだし先生が止めるなんてことはない。
門を通り下駄箱へ行くとすぐに、知らない人たちに絡まれた。
制服だけはここのだけど、全く知らない顔が3つ。
「あの‥‥?」
「なぁ、今日ツレのやつはどうしたんだよ」
ツレ‥‥ハルのことかな
迂闊にあったことをべらべらしゃべるほどあたしも馬鹿じゃない
「彼、今日休みで」
「ふーん。なぁ、あいつって『白龍』のメンバーだったよな?」
「‥‥」