シスコン総長VS溺愛総長!? 2R
「あたし、またこっちでしばらく暮らすことになったから。よろしくね」
ピースを向ける妃依さんにカナタは
「そうか。まぁ、ゆっくりしていけよ」
柔らかく笑って、彼女の頭を撫でた。
‥‥ズキッ
ん?
なに?今の痛み‥
なんか、痛みっていうか‥こう‥
胸のあたりがもやっとする感じ
「相変わらずね、その癖」
「妹みたいなもんだから仕方ねぇだろ」
ふっと、笑うカナタをどこか遠くに感じる。
「‥そうね」
そんなカナタの言葉に一瞬固まった妃依さんだったけどすぐにさっきまでの笑顔に戻る。
「あ、連絡先教えてもらっていい?」
「おう」
携帯を見せ合いながら笑う2人。