ゆいちゃんの初恋事情。

「彼氏がお見舞いに来てたから‥‥」


『あの‥‥私彼氏なんていませんよ?』


「へっ?」


悠斗くんは間抜けな声を出して私の方を向いた


「じゃあ‥‥あの人は誰?」


『私の兄です』


私がそう言うと悠斗くんは後ろをを向いてしまった


『悠斗くん?』


「こっこっち見ないで!」


そう言われてしまうと私もちょっと気になってしまう


私はわまり込んで悠斗くんの顔を見た


その顔は茹でだこのように真っ赤で何に対してそんなに真っ赤になっているのはわからなかったけどすごく可愛かった‥‥


「早く帰ろっ!」


そう言って私の手を引いて歩き出した


その間何も話はしなかったけどさっきの沈黙とは違って居心地が良かった




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