ゆいちゃんの初恋事情。


「言いづらかったら言わなくてもいいよ?」


『好きなの!』


「えっ!?」


『悠斗くんが他の女の子と居るだけで嫌になる‥‥本当はクリスマスの日、来てくれなかったことも悲しかったけど本当は、他の女の子といた事の方が悲しかった‥‥』


「‥‥」


悠斗くんが何も言わないのでやっぱり振られるんだと思った


そう考えていたらだんだん視界がぼやけてくる


『ごめんね‥‥好きになってごめんね』


「えっ‥‥」


『悠斗くんが私のこと好きじゃないことくらい知ってるから‥‥忘れちゃっていいよ‥‥聞いてくれただけで嬉しかった‥‥ありがとう』


自分で言っているのに悲しくなってきて涙が溢れてくる



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