ボク、「いぬ」
次に出逢ったのはスーツを着た男の人。
この人ならボクを「飼って」くれるのかな?
「なんだ、このノラ犬が!」
足にひっついて見上げる。
おひげを生やしたあなた、ボクを「飼って」?
「はっ、あっち行け!あっち行け!」
ちょっとぶたれた。
痛い、でもボクの未来は怖いんだ。
「人間様によるな、犬!」
ちょっと投げられた。
凄く痛い、でもボクの未来はもっと怖いんだ。
なんとなくそう思う。
「二度と近づくな!」
体中が痛くて立ち上がれない。
ああ、行っちゃう。
待って、行かないで!
ボクは「いぬ」。捨て犬。
彼らは「ひと」。人間。
この人ならボクを「飼って」くれるのかな?
「なんだ、このノラ犬が!」
足にひっついて見上げる。
おひげを生やしたあなた、ボクを「飼って」?
「はっ、あっち行け!あっち行け!」
ちょっとぶたれた。
痛い、でもボクの未来は怖いんだ。
「人間様によるな、犬!」
ちょっと投げられた。
凄く痛い、でもボクの未来はもっと怖いんだ。
なんとなくそう思う。
「二度と近づくな!」
体中が痛くて立ち上がれない。
ああ、行っちゃう。
待って、行かないで!
ボクは「いぬ」。捨て犬。
彼らは「ひと」。人間。