世にも奇妙な話
それから二週間経ち、あと一週間でいよいよクリスマスだ。ここ二週間、机に置かれている携帯には一切触れていない。なぜだか自分でも分からないが、触りたくなかった、が一番の理由であろう。そして時間は流れる。
二日が経ち、二週間ほど前から来る友達からのクレームを、私は行うことにした。なぜメールを返信しないのか、ということだ。そして触りたくないだけ、と答えると、友達はさらに私にその理由を追及する。しかし本当に触りたくないだけなのが今の現状で、友達の言うことは、すべて無視していた。しかしその友達のクレームが煩わしくなったので、ついにあの携帯に触ることを決意した。
そしてイスに座って机と向き合い、携帯を手に取った。その時、何のためらいも無かった。触りたくない、近寄りたくないという意識はなく、電源をつけ、受信をすると、メールが一気に流れ込んできた。そして受信箱を開き、順々にメールを開く。どれもこれも、会話文みたいなのばかりで、見る気がうせる。そしてその中で、電話帳に登録していないメールを見つけた。迷惑メールであろうか。私は構わず削除した。が、その迷惑メールの数は尋常ではなかった。しかも同じアドレス、一つ一つ丁寧に書かれたタイトル。それは私の心を動かした。しかしこのメールを書いた人が分からない。そこで私はメールを返信しようと考えた。そして送ったとき、私の何かが懐かしさを思い出させてくれた。なんだったのだろう、あの気持ち。私は胸を押さえながら、返信を待った。
二日が経ち、二週間ほど前から来る友達からのクレームを、私は行うことにした。なぜメールを返信しないのか、ということだ。そして触りたくないだけ、と答えると、友達はさらに私にその理由を追及する。しかし本当に触りたくないだけなのが今の現状で、友達の言うことは、すべて無視していた。しかしその友達のクレームが煩わしくなったので、ついにあの携帯に触ることを決意した。
そしてイスに座って机と向き合い、携帯を手に取った。その時、何のためらいも無かった。触りたくない、近寄りたくないという意識はなく、電源をつけ、受信をすると、メールが一気に流れ込んできた。そして受信箱を開き、順々にメールを開く。どれもこれも、会話文みたいなのばかりで、見る気がうせる。そしてその中で、電話帳に登録していないメールを見つけた。迷惑メールであろうか。私は構わず削除した。が、その迷惑メールの数は尋常ではなかった。しかも同じアドレス、一つ一つ丁寧に書かれたタイトル。それは私の心を動かした。しかしこのメールを書いた人が分からない。そこで私はメールを返信しようと考えた。そして送ったとき、私の何かが懐かしさを思い出させてくれた。なんだったのだろう、あの気持ち。私は胸を押さえながら、返信を待った。