世にも奇妙な話
少年は逃げ出し、兵隊は追いかけ、それを木の陰で見ていた人たちははしごを持って壁に走った。はしごを壁にかけると、競うようにして登った。だが兵隊はやってきた。さっきの兵隊も戻ってきた。はしごは回収されていたが、その壁の上で人は躊躇していた。するとある人は壁の向こう側に落ちた。すると人は向こう側に向かってはしごを渡した。兵隊は持っていた銃を構えて何か叫んでいる。人は兵隊を見て笑った。その時、兵隊は人を撃った。血を吹いた人たちは壁の向こうへと落ちた。
また中途半端なところで倉庫に戻った。埃が舞っている。少し驚き、少し恐怖に感じ、少し落胆しながら、不安を感じた。兵隊はなぜ銃を撃ったのだろうか。あの落ちていった人は大丈夫だろうか。あの少年は大丈夫だろうか。私はそんな疑問と心配を抱きながら、部活があることを思い出して急いで部室に向かった。
案の定、なんで遅れたのかと多く追求されたが、日頃の行いがいいせいか、ごまかしがよく効く。しかし部活にも集中できない。あの少年は捕まってしまっただろうか。それが不安だった。
家に帰っても同じこと。またあの日と同じように、悩みの種はあの石によって見た世界だった。
悩みは続くものだった。それにあの世界も気になる。なぜあの世界はいつも壁しか出てこないのだろうか。すると私は一つのことに気付いた。もしかしたら、あの石は壁のものではないのか。もしかしたら、そうではないのか。しかしあの石についていた色は、少年が描いた色とは大きく違う。何と言うか、黒っぽかった。汚かった。あの鮮やかさとは相反していた。
もしかしたらまだ続きがあるかも知れない。都合がよく、明日は休日で部活がある。終わったら、また行こう。そう心に決めて、寝ることにした。
部活は疲れたが、そのせいで今日倉庫に行くのを止める気はない。部活の連中に見られないように校舎内に侵入し、誰にも見つからないようにして倉庫に向かった。
今日は明るい。外から入る日差しがこの空間を幻想的にかもし出していた。そしてまた、石に触れる私だった。
また中途半端なところで倉庫に戻った。埃が舞っている。少し驚き、少し恐怖に感じ、少し落胆しながら、不安を感じた。兵隊はなぜ銃を撃ったのだろうか。あの落ちていった人は大丈夫だろうか。あの少年は大丈夫だろうか。私はそんな疑問と心配を抱きながら、部活があることを思い出して急いで部室に向かった。
案の定、なんで遅れたのかと多く追求されたが、日頃の行いがいいせいか、ごまかしがよく効く。しかし部活にも集中できない。あの少年は捕まってしまっただろうか。それが不安だった。
家に帰っても同じこと。またあの日と同じように、悩みの種はあの石によって見た世界だった。
悩みは続くものだった。それにあの世界も気になる。なぜあの世界はいつも壁しか出てこないのだろうか。すると私は一つのことに気付いた。もしかしたら、あの石は壁のものではないのか。もしかしたら、そうではないのか。しかしあの石についていた色は、少年が描いた色とは大きく違う。何と言うか、黒っぽかった。汚かった。あの鮮やかさとは相反していた。
もしかしたらまだ続きがあるかも知れない。都合がよく、明日は休日で部活がある。終わったら、また行こう。そう心に決めて、寝ることにした。
部活は疲れたが、そのせいで今日倉庫に行くのを止める気はない。部活の連中に見られないように校舎内に侵入し、誰にも見つからないようにして倉庫に向かった。
今日は明るい。外から入る日差しがこの空間を幻想的にかもし出していた。そしてまた、石に触れる私だった。