Snow&Cherry
第二章
「奈々ー!林間学校の班決め、今日だってー!」
不安そうな顔をしながら私に駆け寄ってくるのは、親友の白木花。
そわそわしながら、結果を待っている。
学校最後の行事だというのに、班すら自由にしてくれない担任は、はっきり言って鬼だ。
あの四人の内、二人は今年も同じクラスだというのに。
夏休みまでクラスメートといたくない、というのが本音だが、行事ならば仕方がない。
とにかく、あの二人とだけはならないように、神に祈るしか方法はない。
「あ、奈々!結果出たって!」
班は基本的に三人。
衣食住、全てをその三人で行うのだから、皆結果を見る目が真剣だ。
喜ぶ者。
がっかりするもの者。
2つに別れるなかで、私は。
「………永瀬…………」
完全に、後者だった。
不安そうな顔をしながら私に駆け寄ってくるのは、親友の白木花。
そわそわしながら、結果を待っている。
学校最後の行事だというのに、班すら自由にしてくれない担任は、はっきり言って鬼だ。
あの四人の内、二人は今年も同じクラスだというのに。
夏休みまでクラスメートといたくない、というのが本音だが、行事ならば仕方がない。
とにかく、あの二人とだけはならないように、神に祈るしか方法はない。
「あ、奈々!結果出たって!」
班は基本的に三人。
衣食住、全てをその三人で行うのだから、皆結果を見る目が真剣だ。
喜ぶ者。
がっかりするもの者。
2つに別れるなかで、私は。
「………永瀬…………」
完全に、後者だった。