俺様系男子の恋愛フラグが立つとき
俺は一条和葉(いちじょう かずは)
母は美人で遊び人
父は真面目で働き屋。
日本人そのものをあらわしている
そんな夫婦から生まれた俺と弟。
普通にどこでもありそうな…いや、ないだろうな
母は浮気相手にお金を貢ぎ父に払わせるという暮らしをして、それに気づいた父はとうとう5年前に別れた。
そして今は父と俺と弟で男臭く暮らしている
そんな環境で生きてきた俺は
少々ひねくり曲がっているらしい
弟「かず兄また別れちゃったの?」
弟が食卓に朝ごはんを並べる
和葉「双葉(ふたば)
別にいいだろー。1人、2人と別れたって」
と文句をつけると弟は生意気にも
俺の目につくようプリクラを並べだした
双葉「ダメだよ。
女の子には優しくしなきゃ。
オレ達みたいなカップルにはなれないよ」
フッとドヤ顔で自慢してくる双葉には付き合って3年の彼女がいる
和葉「だーまれ
中学生カップルが!」
舌打ちをかましながら双葉が作ったトーストを口に運んだ。