俺様系男子の恋愛フラグが立つとき





和葉「いってきます」


ドアを開けると冷たいようなヌルいような風がまとわりつく




双葉のやつ、よく3年も付き合ってられるよな


運がいいのか悪いのか
俺の顔は母に似て自分でもわかるくらい整っていて、女に困ったことなんてない



だから、よく女がわからない

でも、女ってすぐ泣くし陰湿だしよく怒ることは経験上知っている。




中野「よ!
今日こそ和葉の彼女の高校のメンバーとの合コンいける?!」


学校につけば友達?の中野が肩を組んできた



和葉「あー…さっき別れた。」



中野「ナヌっ??
非リアの世界へ和葉いらっしゃーい!!」


ひゃっほうとはしゃぐ中野は俺が非リアになるたびに喜ぶ

そして


中野「今日は合コンだぁあああ!!」



と学校の男達と騒ぐ




ゴツ…ッ


鈍い音がバッグを通して聞こえたから振り返る



和葉「え…ごめん!」



「あ…あたしこそ、ごめんなさい!」



バタバタバタ…


ぶつかった女の子は小走りでどこかに消えて行った

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