聖乙女(リル・ファーレ)の叙情詩~奇跡の詩~
ライトの表情が変わった。侵略者のそれに。
「〈光の道〉にはレンズがあるはずだ。この世界に光をもたらす核(レンズ)は…どこにある」
「私の中に。あなたから守るために、核と一体化しました」
リュティアの表情も変わる。守護者のそれに。
「では、俺はお前を殺さなければならない」
ライトはすらりと腰の剣を抜き放った。
二人を包む空気が張り詰める。
「殺されるわけには、まいりません。―――戦います」
聖乙女の手の中に、光の剣が現れる。
彼女の力で〈光の道〉に結界が張られる。
二人だけが結界の中、世界より切り取られる。
二人の視線が激しくぶつかる。
朝日がにらみあう二人を照らす。
はじまりを告げるために。
王と王の、最終決戦の、はじまりを!
「〈光の道〉にはレンズがあるはずだ。この世界に光をもたらす核(レンズ)は…どこにある」
「私の中に。あなたから守るために、核と一体化しました」
リュティアの表情も変わる。守護者のそれに。
「では、俺はお前を殺さなければならない」
ライトはすらりと腰の剣を抜き放った。
二人を包む空気が張り詰める。
「殺されるわけには、まいりません。―――戦います」
聖乙女の手の中に、光の剣が現れる。
彼女の力で〈光の道〉に結界が張られる。
二人だけが結界の中、世界より切り取られる。
二人の視線が激しくぶつかる。
朝日がにらみあう二人を照らす。
はじまりを告げるために。
王と王の、最終決戦の、はじまりを!