誰かのために
家に帰っても妹の美姫しかいない。服もやっぱりあたしのをきてる。そんなのどうでもいい。

急いで風呂に入って寝る。携帯の着信音が鳴りやまない。たぶん、美菜だろう。
でも、話すと泣いてしまって美菜に迷惑をかけてしまう。だから、メェルだけ打って今日は寝る。

《 今日は、突然帰って
ごめんね。お腹が痛
くて…。
岡崎君に、ごめんね
って伝えてください 。
いつもありがとう。》

そんな風にメェルを送った。
なんで、美菜にあんな態度とっちゃったんだろう。嫌われたらどうしよう。
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