あたしこそが最愛最高の姫である



「ほんと?なら嬉しいな」





彼女は俺の言葉にクスリと綺麗に笑う。






「忘れるわけ、ない」





小さく呟いたこと言葉は彼女に届いたのかは分からない。





でもさらに涙腺を緩める言葉を彼女は言った。





「あ。ねぇ、このあと暇かしら?暇だったら少し話でもしない?」





軽く首をかしげながら目を細める彼女。





まさか彼女から誘われるとは。





「……もちろん、喜んで」





これって現実だよな?





夢じゃないよな?





また彼女とさらに話ができる。





どうしようもなく胸が弾んだ。







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