ワケあり地味子と全国No.1暴走族?!Ⅰ
私達がグラウンドに付いた瞬間、
ゴーン ゴーン ゴーン ゴーン
お馴染みの古臭い鐘が鳴り響いた。
「セーーーーーッフ!!!!」
その時私達の足元に黒い影が………………………。
「なにがセーフなんですか?
遅刻ですよ。遅刻。
総長と副総長がそんなんじゃ、ダメですよ。
わかってるんですか?2人とも。
分かってないなら…………、
どうなるか、予想できますよね?(黒笑」
ゾクッ
でた!!!!!!稜のブラックスマイル!!!
奏汰より、たちが悪いよ!
「「ごめんなさい………………。」」
「いいですよ。反省してるなら。
さ、理事長の挨拶ですよ。」
え?翼いるの?
「久しぶりだな。
初めての人もいるか。
私が此処の理事長の王希翼だ。
くれぐれも、怪我しないように。
以上。」
みじかっ!
有り得ないだろ…………………。
ながったるい挨拶よりはマシだけど。
その翼の言葉を合図に、体育祭が始まった。